2025年6月1日以降、食品用器具・容器包装のポジティブリスト制度が完全に施行されました。この制度は、食品と接触する可能性のある器具や包装に使用される物質が、安全性評価を受けたもののみに限定するものです。
経過措置が終了したことで、2020年6月1日以前に製造・輸入・販売された製品や、それに類似する製品(同一物質・範囲でリストに適合する場合)は引き続き使用可能ですが、新しい製品は全てポジティブリストに掲載されている物質のみを使用する必要があります。
また、販売事業者は購入者に対して、製品がポジティブリストに適合していることを確認する情報を提供する義務があります。ただし、具体的な成分を開示する必要はありません。
本格運用開始に伴い、ポジティブリスト制度を今一度お勉強しなければならないですね。