当社では、合成ゴムやシリコーンゴムを金型でプレス成形しています。
1日で多い時には、1つの金型で約40ショットのプレス成形を行います。
しかし、ゴムの種類によっては成形を繰り返すうちに金型に灰汁(汚れや不純物)が溜まり、汚れが製品に転写してしまうことがあります。そのため、定期的に金型を洗浄する必要があります。
現在は強アルカリの薬液を使用していますが、これは毒物劇物に指定されており、取り扱う作業者に健康への影響が懸念されます。
先週、インテックス大阪で開催された「モノづくりフェア」に見学に行きました。そこで、「ウェットブラスト」を実演しているブースに出会いました。実際に体験させてもらい、錆びたボルトにウェットブラストを当てたところ、錆の部分だけがきれいに剥がれ落ち、ボルト本体には傷一つつかず、ピカピカになりました。また、缶ジュースの印刷部分にブラストを当てると、印刷だけが剥がれ、アルミの地肌が輝きを放ちました。
このウェットブラストは、人体に有害な薬品を使わず、前処理も不要なため、ゴム用金型の洗浄に最適ではないかと考えています。近々、デモ機を借りて実験を行う予定です。
※ウェットブラストとは?
ウェットブラストとは、水と研磨材の混合液(スラリー)を圧縮エアを使用して対象物に噴射し、金属、樹脂、セラミック等の表面を洗浄・加工・研削・粗化する技術